
糸島からお届けしています
糸島では定番の夕暮れスポット福の浦海岸から撮影しました
一年を通してここの海岸からの夕暮れはハズレなしです
一番糸島では安定した夕暮れが観れる所と思います
話は変わりますが
今日は「事前告知」は大事だという話です
ボクがまだ20代だったころ先輩とお酒を呑んでいるときに先輩から「この後カラオケに行かないか?」と誘われました
後輩のボクからの返事は「OH YES」のみです
選択肢はありません
そして先輩に連れて行ってもらったのは個室のカラオケ店ではなくてステージがあって人前で歌わなければならないお店でした
「うぁ、マジか」と思いましたが先輩に連れてきてもらったので文句も言えず
お店に入った瞬間やたらと盛り上がっていると感じました
店内は少し暗い雰囲気で先輩とボクは席に着き飲み物を頼んで先輩は曲を選び始めました
先輩は矢沢永吉の大ファンでいつもカラオケは永ちゃんです
そしてその時ももちろん矢沢永吉
ただボクは矢沢永吉の曲をほとんど知らなくて何を選曲したかは分かりません
そして先輩が歌い始めると他のお客さんがすごくノリノリで掛け声かけたりしてるんです
その時は「すごくノリがいいお客さんなんだなぁ~」と思いました
その後で他の人がステージに立って歌い始めると同じようにお客さんがノリノリになってます
何となくお客さんの一体感を感じて「すごいお店を先輩は知っているんだなぁ~」と思いました
すると先輩から「お前も歌え」と言われて適当に選曲しました
ボクが選曲したのは今でも忘れはしないSMAPの「青いイナズマ」です
しばらくして青いイナズマが流れ始めたので先輩に「ボク行ってきま~す」とステージに上がりました
そしてお客さんの席の方へ振り返った瞬間ボクはやってはいけないことをしていると一瞬で悟りました
お店が暗かったのでお客さんが今までよく見えなかったのですがステージからはすごくよく見えます
そして見えたのはお客さんが全員「矢沢永吉」なんです
後で先輩に聞いたのですがそのお店は永ちゃんファンが集まるカラオケ店で夜な夜な永ちゃんの歌でみんなが盛り上がっているところでした
ボクは矢沢永吉の曲を知らないのでみんながずっと矢沢永吉の曲を歌っているとは知らなかった~
それをステージに上がった瞬間に悟って青いイナズマを途中で止めれず根性で歌い上げてやりました
歌っている間は拍手や手拍子は無し
掛け声ももちろん無し
あるのは殺気立った冷ややかな視線とボクは完全に無視された状態でそれぞれ会話していました
正直死ぬかと思った
曲が終わり席に戻って先輩に「前もって矢沢永吉ファンのお店って教えてくださいよ~」と言うと先輩は「気にせんでいいよ」とのことでした
「この状況で気にしないなんてボクには無理~」と思ってその後は貝になりました
やっぱりどんなお店かの事前告知って大事です
それではまた