
糸島からお届けしています
少し前のことですが取引先の担当者と打ち合わせをするため会社に来てもらいました
その時に若い男性の社員を連れて来ました
その若い人と名刺交換したら「近藤」という人でした
そして打ち合わせを始めたのですが取引先の担当者がその近藤という人に対しての当たりが結構キツイんです
「○○しとけって言っただろうが~」とか「○○何で持って来てないんか」とか口調が結構キツメです
でも名前を呼ぶ時に「近藤くん」と呼ぶんです
それが妙に不自然なんです
絶対に普段は「近藤くん」って呼んでないやろ~と思いました
ボクが子どもの頃に似たような感覚を思い出しちゃったんです
ボクが小学生の時に同級生で近藤くんがいました
その近藤くんは当然の如くアダ名で呼ばれていてアダ名は「ウドンコ」でした
近藤の読みを並べ替えて「ウドンコ」でした
そのウドンコを遊ぶときは「お~いウドンコ~」や「ウドンコちょっと来て~」など気さく呼んでいました
ある日学校が終わってウドンコの家に数人で遊びに行くことになってウドンコの家に行きました
ウドンコはアパートに住んでいてそんなに広い家ではありませんでした
そしてウドンコの家におじゃまするとウドンコの部屋というものは無く居間に学習机が置いてあって居間で遊んでいました
その居間の目の前でウドンコのお母さんが晩御飯の準備をしているんです
もちろんボクたちの会話はお母さんに丸聞こえです
そんなシチュエーションで誰もが話し合った訳でもなくウドンコのことを「近藤くん」と呼ぶんです
普段なら「ね~ウドンコそれ取って~」というのに「ね~近藤くんそれ取って~」と言うんです
知らない人が見ると全く普通なのですがウドンコと呼んでいるボクたちはもの凄く違和感があるけどそう言っていました
それはおそらく近藤くんのお母さんも近藤
ウドンコのお母さんもウドンコだから子どもながらにみんな気を使って「ウドンコ呼んだらいけない」と悟ったんだと思います
そんな子どもの頃に感じた違和感と似たようなものを取引先の打ち合わせで感じたんだと思います
打ち合わせも終わり、後日取引先の担当者と話す機会があって仲も良いので「普段は近藤くんのこと何て呼んでるの?」と聞いてみました
そしたら「近藤って呼びよる」とのことでした
「ウドンコ」じゃなかった~
というか仕事でウドンコとは呼ばんわなぁ~
ちょっと期待してしましました
人間というのは大人も子どもも人の呼び方は状況によって変えて対応する能力が備わっているようです
それではまた