
糸島からお届けしています
今日の写真は稲刈り前の夕暮れを撮ってきました
刈ってしまったら撮れないので今のうちに撮ってきました
そして話は変わりますが
今日は常に先の事を考えておけというお話です
これは高校時代のお話ですが、受験間近になると体育の授業はほとんど遊びです
先生からも「職員室にいるからグランドでカラダを動かしとけ」みたいな状態でした
言われた通りにカラダを動かさないボクらバカ5人はグランドの端でボケ~っと雑談してました
その雑談の中で「学校の裏山にイノシシがいるらしく捕まえて売ったら結構いい金額になる」という話をしていました
ボクが通っていた学校の裏山は結構スケールがデカい山で本格的に登山をする人が訪れるような山でした
そんな話をしているうちに「次の体育の授業の時にイノシシ捕まえに行こう」ということが決まりました
ただイノシシはとても危険で突進してくるから防具が必要と打ち合わせをキッチリするほど真剣でした
なんせイノシシがどえらい強いらしいから命が掛かってましたもんで
そして次の体育の時間になりました
さっそく打ち合わせ通りに防具の準備を始めました
頭はラグビー部から借りた「ヘッドギア」
胴体は剣道部から借りた「胴」
ヒザはバレー部の「ヒザパット」を借り、スネにサッカー部から借りた「シンガード」(スネのプロテクター)
そして軍手をした手に武器の金属バットです
今になって想像しただけでバカです
それらの防具は各部活に仲がいいのがたくさんいたのですぐ集まりました
そしていざ出陣です
山に入りどんどん奥に進んでいくといかにもイノシシがいそうな場所に着きました
「これはマジで出るぞ」と確信したころに目の前に立派な「キジ」がいました
色も綺麗ですごく立派だったのを覚えています
仲間の一人が「キジはハク製屋さんに売ればイノシシより高い」と言い出したので全員でキジ捕獲に計画変更
必死にキジを追いかけました
でもキジはピョンピョン跳ねるように動き回るのでなかなか捕まりません
そうこうしてるうちにキジはどっかに行っちゃいました
そしてみんなで残念がっていた時にふと気づくと今どこにいるのか全く分かりません
そうです山中で遭難してしまいました
東西南北も分からず来た方向も全くわかりません
だんだんと日も暮れてきて寒くなってもきました
「ヤバイ」しかなかったです
そんな中、学校ではバカ5人がいなくなったと大騒ぎになり、変な格好をして山に入っていったとの目撃証言から先生たちが山の捜索もしたらしいです
ボクらは何とか自力で山から脱出してかなりの時間をかけて学校へたどり着きました
するとたくさんの先生が集まってて「お前ら何ばしよったとか~??」とたくさんの先生から激怒されました
しかも防御用の装備を身に着けていたので「なんかその格好は~!」「お前らはどこまでのバカか~!」とさらに激怒されました
そして先生たちの事情聴取が個別で始まりそのうちの一人が「イノシシを売ってお金にしようとした」と話て先生たちの怒りは頂点に達したらしく次の日から一週間職員室の前の廊下で昼休みに防御用装備のまま正座の刑に処せられました
今となっては防御用の装備の格好のまま学校に戻らなければあそこまで激怒されなかったような気がします
体操服のジャージのまま学校に戻ってトレーニングで山に入ったら遭難したと言えばよかったです
あれだけ打ち合わせをしたんだから非常時のことも打ち合わせとけばよかった
なんでも先のことを考えないといけないというお話でした
それではまた